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環境調和型生産システムのためのライフサイクル工学研究


 本テーマでは,持続ある発展に向けた環境調和型生産システムの構築を目指したエンジニアリングの体系化であるライフサイクル工学の確立を目指します。そこでは今後の社会における経済活動にとって,環境保全や生活の快適性とのバランスを図ることが最重要であるとの認識にたってシステム化技術を統合行います。すなわち製品やプラントのライフサイクル全般にわたるモデル化,データ管理,シミュレーションおよびアセスメントに関する手法の開発を行います。そしていわゆるグリーンな製品やプラント設計・開発に関わる支援の本質的な高度化を,データ,モデル,アプリケーションなどのすべての情報の共有化を通じた知的情報技術システム環境の整備・開発を通じて進めます。 さらにフルコストあるいはトータルコストと呼ばれる総合的な評価指標の開発や意思決定支援技術との連携を視野に入れて,持続ある発展を可能とする社会システムの実現への戦略についての提言を行います。

 フルコスト(トータル)アカウンティングは、製品のライフサイクル全般にわたるコスト評価を通じて生産システムの環境への影響度を評価し、負荷の低減化を実現するための一手法といえます。本課題では、世界的に近年その意義が認められつつある本手法を展開していく上での問題点について考察し、活動基準で機能的コスト分析の適用を検討します。
  • "A Prototype System for Evaluating Life Cycle Engineering of Chemical Products", J. Chem Engng. Japan, Vol.34, pp.676-683 (2001) (pdf file 126KB)

  • "An Infrastructure for Integrating Life Cycle Engineering to Pursue Sustainable Technology", Proc. of 6th World Congress of Chem. Engng., (Melbourne, Sept. 2001) (pdf file 282KB)

  • "Technological Information Infrastructure for Product Lifecycle Engineering", Proc. of 7th Int.Symp. on Process Systems Engineering, (Denver, July. 2000) (pdf file 195KB)
  • "Object-Oriented Prototype System for Evaluating Life Cycle of Chemical Products", Proc. 8th Congress of APCChE、VOL.1,pp.223-226, Seoul, Korea (1999) (pdf file 136KB)

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